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木蓮の涙

多摩川以来天候に恵まれず、お仲間とのハイキングも延期になってしまった。その間あまり外出もせず読書三昧。又吉君の「劇場」も読み切りました。

中味は青春の蹉跌、苦悩、葛藤でした。やはりこの小説はお若い方が読むべきですね。年寄りのおじさんにとって、まあ若い時はこんなこともあったね、ぐらいの感想です。前にも言ったけど、やたら語彙が多くて、ひとつの気持ちをこんなにたくさんの言葉を使わなくちゃあ表現できないのかなあ。そして、読んでいても主人公の姿に長髪の又吉直樹さんの顔がダブってしまい変な気持ちにさせられた。あまりにも主人公の心理描写にこだわり過ぎ、肝心のストーリーが平凡すぎた。よって個人的な評価はあまり高くなく、期待し過ぎた。

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ところで、この季節になるとふっと思い出す名曲があります。



「木蓮の涙」です。(作詞:山田ひろし 作曲:柿沼清史)

1993年に発売されたスターダスト・レビューのこの名曲は、今でも木蓮の花が咲き誇るこの時期たびたび耳にします。ボーカルの根本要の切々と訴える歌唱が心に響きます。ただ聞き流してもいいですが、やはり歌詞をじっくり読んでみるとその想いはさらに強まります。人それぞれの体験によって心に映る情景は違うでしょうね。愛する人を失った悲しみは何年たっても消えることはないです。むしろ年を重ねるごとに愛おしさは募るばかりです。改めて、名曲です。



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コメント

sugipyさん

まあ自分の好みを押し付けるわけではないですが、気に入って頂いて
良かったです。
正直自分も今まで聞き流していただけだったんですが、今回歌詞をじっくり
読んでみてさらに感動しました。

しょっちゅう耳にする曲ではないですが、人それぞれこんな境遇におかれたら
感動して止めどもなく流れる涙を止めることは出来ないと思います。

そして涙を振り切って強く生きて行って欲しいという曲かもしれません。

akiさん、こんばんは!
「木蓮の涙」っていう曲なんですね。
スターダスト・レビューの曲だっていうのは知っていましたが、タイトルと歌詞は初めて見ました。
歌い出しの歌詞から、これまでは男性に振られた女性の曲かと思っていましたが全く違いましたね。
一度聴いたら忘れない名曲ですが、歌詞を読んでさらにその思いが深くなりました。
やっぱり上辺だけではダメですね。しっかり聴いて、しっかり見ないと!
しっとりと歌い上げるヴォーカル、久しぶりに良い歌を耳にしました(^^)

星峰さん

星峰さんは亡きご主人を想い涙を流されたんでしょうね。
愛する人の死は何年たっても忘れることはないです。
分かっていても自分をおいて先に逝ってしまった人への
「なんで、もっと生きていてくれなかったのか」と責めてしまうのでしょうか。
残されたものとして一日一日を大切に生きていきましょう。

改めてしみじみ聞いて、読んでしまいました。
心に沁みこんで涙が流れてしまいました・・

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Author:aki
aki=mikun(鉄道コム)
昔は自転車乗り、今はカメラ片手に神奈川、東京をぶらぶら。
小田急線や御殿場線、東海道線沿線で電車の写真を撮っています。