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草間彌生『わが永遠の魂』展を見てきました

国立新美術館で開催されている「草間彌生 わが永遠の魂」展を見に行ってきました。2月22日から始まっていて、連日の盛況ぶりが伝えられていました。なかなか行けなくて焦る気持ちがあったんですが、桜の時期が一段落してようやく今日出かけました。

10時過ぎに着いたんですが、あの若冲を彷彿とさせる大行列がチケット売り場前に出来てました。自分は前売り券を持っているので、お先に失礼。どれほど混んでるのかちょっと心配でしたが、会場内はけっこう広いので押し合いへし合いにならず鑑賞できました。

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(真夜中に咲く花)

圧巻は入ってすぐにあった広い会場に埋め尽くされた「わが永遠の魂」の作品の数々でした。

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「わが永遠の魂」は2009年に制作が開始された大画面の絵画連作で、あらかじめ単色で均質に下塗りがなされたカンヴァスの上に、筆を用いてアクリル絵具で描かれています。この連作の特徴は驚くべき多様性です。今回の展覧会では総数500点を超える連作の中から、新作を含めて132点を展示しています。

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ところでなぜ会場内の写真があるかと言えば、この「わが永遠の魂」の会場のみ撮影OKだったんです、知らなかった。たまたまOM-D E-M5を持っていたので、係りの女性にわざわざカメラを見せて確認して写真を撮りました。

ところがあとで違う係りの女性からこのカメラではご遠慮下さいと言われちゃいました。スマホかケイタイのみでの撮影が許可されているようです。でもたくさん撮ったからもういいや。

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(明日に咲く花)

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ところでご覧になった皆さんこれらの大作を見て何を感じられたんでしょうか。解説には草間さんの見えざる内面を表現しているということですが、皆さん何かを感じ取れましたか。これらの大作を描き続ける草間さんの個性的な表現力、体力、気力にはほんと感心するんですが、作品それぞれの意図がなかなか理解できない。作品を読み解くというか、自分の心に何を感じるかは人それぞれだと思うのですが、いまいちピント来ない。このような作品は自分の感受性や想像力が試されているようで、おじさんにはちょっと辛いところです。素晴らしい西洋美術を見た時のあの気持ちとは違うね。

その他草間さんの初期の作品やニューヨーク時代の作品もありましたが、アンディ・ウォーホルの物まね的な作品もあり、それほど興味をひかなかった。

「無限の鏡の間」では鏡で囲まれた暗い部屋の中では、赤や黄色、緑に青とカラフルに輝くたくさんの電球が天井から吊るされています。真っ暗で一瞬足元がおぼつかなくなりそうでしたが、なかなか面白いアイディアです。

事前の評判通り、グッズの販売をやっている売店の混みようったら、前代未聞です。長いこと美術展を見てきましたが、これほど関連グッズが売れるのは初めてでしょう。草間さんの恐るべきパワーです。

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屋外に巨大なかぼちゃのオブジェが展示してありました。

このあと皇居に向かいました。続きます。

OM-D E-M5、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8、P9LITE
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  1. 2017/04/19(水) 17:07:36|
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辻堂で草間彌生と浮世絵を見る

既報の通り草間彌生の「わが永遠の魂」展が2月22日から国立新美術館で開催されます。ところが先日TVで偶然知ったんですが、「藤沢市アートスペース」で草間さんの作品が見られというじゃあないですか、しかも無料で。これは行かなくちゃあ。

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辻堂駅に降りるのは初めてです。目の前に「Terrace Mall 湘南」の巨大な商業施設が見えました。何年か前に開業したんだけど、景気はどうかな。


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駅から歩いて数分の所に「CoccoTerrace湘南」があり、6Fへ。


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最初は草間さん単独の作品展かなと思いましたが、調べたら「松本市美術館」所蔵の草間さんの作品の一部と他の画家の作品も合わせて展示されていました。正直草間さん以外はほとんど興味がわかなかった、すみません。藤沢市と松本市が姉妹都市の関係にあることから、無料での展示が実現したようです。


パンフレットをパチリ。


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上の写真の一番下の並びの真ん中は≪果てしない人間の一生≫というかなりの大作です。じーと見てたんですが、とうとう理解できなかった。ゾウリムシや回虫の様なものばかりで、草間さんの一生をどう表現しているのか、最後まで感じ取ることは出来なかった。草間さんの作品って、見た後すっきりさせてくれないものがたくさんありそうだ。先日ここで取り上げた≪かぼちゃ≫の色違いが5種類あった。

見終わって帰ろうとしたら、

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上の7Fに「藤澤浮世絵館」があったのにはびっくり。何かで見た覚えはあったんだけど、まさかここにあるとは驚いちゃった。おまけにここも入館が無料じゃありませんか。ちょうど「浮世絵でめぐる旅と物語」という企画展をやっていました。

展示の内容は予想以上に素晴らしかったですね。詳しくはHPをご覧になって下さい。歌川広重の「五十三次名所図会」に始まり、歌川国芳の「東海道五十三対」など二代目広重、歌川国貞の作品もありました。大好きな国芳もあるなんてニッコリです。それに広重に二代目がいたなんて知らなかった。なにっ三代目もいたんだって

歌川広重(初代)の作品だけでも十数点あったし、十返舎一九作「東海道中画本膝栗毛 初編」に国芳が挿画を描いてあったのもとても興味深かった。藤沢宿コーナー、江の島コーナーとこの浮世絵館ならではの企画展を十分楽しみました。最近東京両国に出来た某美術館よりずーとよかった。

朝から東海道線が動いてません。辻堂から藤沢まで歩こうと最初から決めていたんで、線路に沿っててくてく。最近運動不足なんで気持ちいい。


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感心したのは歩道が自転車と歩行者専用に分かれていたこと。もちろん全部ではないですが。


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40分ぐらいで藤沢駅前に到着しました。実はここでも以前から一度は見たいと思っていたスポットがあります。駅前の「銀座通り」の信号から20mの所、このお店のわきにある路地を入っていきます。その方面では有名な廃屋スポットです。


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恐る恐る路地を入っていき、今にも崩れ落ちそうなゲートらしきものをくぐると、


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ぐちゃぐちゃになった建物がありました。昔は「藤沢朋友会」という飲食店が十数軒あったようです。奥は通り抜け出来ます。


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振り返ってみると荒れるに任せた廃屋が連なっているのがよく分かります。ただねえ、入口の所に自転車が2台止まっていたんで人が住んでるかもしれません。長居は無用でさっと切り上げて、小田急線藤沢へ。

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  1. 2017/02/14(火) 16:34:37|
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草間彌生さんの展覧会

草間彌生(くさまやよい)さんの展覧会『草間彌生 わが永遠の魂』が2017年2月22日から開催されます。

草間彌生さんといってもピンと来ないかもしれませんが、水玉模様がいっぱい埋め尽くされた絵画や立体作品が有名です。水玉(ドット)が草間さんのトレードマークとなってます。

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≪かぼちゃ≫1999年 松本市美術館蔵

かく言う自分も昔から草間さんのことを知っていたわけでないのですが、何年か前に偶然草間さんの作品を見て摩訶不思議な感覚にとらわれました。絵を鑑賞するというよりは、解読するという気分にさせられちゃいました。それ以来草間さんは気になる存在でした。

いつか作品をまとまって見てみたいと思っていたら、なんと国立新美術館で展覧会が開催されるというビッグニュースが去年の後半に入って来ました(ニッコリ)。今日前売り券を買いました。開催期間中は相当の混雑が予想されますね。

余談ですが、草間さんの経歴を調べてビックリ、出身が長野県の松本市でした。自分と同じ出身県だったとは(驚)。でもこれだけ世界的に著名な方になると軽々しく同郷なんて言葉がつかえないね。
  1. 2017/01/23(月) 18:13:36|
  2. 美術展
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「すみだ北斎美術館」は期待外れ

2016年11月22日にオープンした「すみだ北斎美術館」に行ってきました。

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開館時間(9:30)少し前に到着したらはや数十名の方が並んでいた。北斎の人気の高さがうかがえますね。わくわくして入ったんですが・・・。


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特別展の入場券を買って4Fへエレベーターで上がります。4Fに常設展のスペースと特別展のスペースがあります。


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特別展は4Fから3Fと続いています。

さて肝心の開館記念展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」なんですが、期待外れでした。

序章「北斎のイメージ」、1章「北斎の描いたすみだ」、2章「幻の絵巻-隅田川両岸景色図巻-」、3章「名品ハイライト」、以上の4つの構成で、前後期合わせて約120点の名品を選りすぐり展示いたします。

と銘打っているんですが、展示されている作品数が少ない。120点と言っても前期の後期に分かれているんで実際は数十点でしょうか。さらに冊子などを除けば浮世絵は50点ぐらいしかないです。

さらに序章、1章、2章はほとんど目立った作品もなく、最後の「名品ハイライト」に期待をかけたんですが・・・「富嶽三十六景」の作品がたった2点あっただけでした。あったのは「遠江山中(とおとうみさんちゅう)」と「山下白雨(さんかはくう)」です。まあ2作品とも富嶽三十六景の中では人気の高い作品なんですが。富嶽三十六景の作品群を期待してきたのにガックリ。3Fと4Fを何度も行ったり来たりしちゃいましたよ。見落としてないかとね。そしたら1章で「富嶽三十六景 御厩川岸より両国橋夕日見」を見つけた。

代表作、「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は12月13日~25日、「富嶽三十六景 凱風快晴」は2017年1月2日~15日の展示となっています。ともかく出し惜しみなのか、スペースの関係(広くはない)なのか、目をひく北斎の作品が少ない。

さらに驚いたのは、常設展の狭さと作品の少なさ。係りの方に聞いたらすべてレプリカだというじゃあないですか。本物じゃあないんです、写真ですね。皆さん気が付いているのかなあ。「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」もあったけど、版木から紙に摺ったものじゃあないんです。いろんな理由が考えられますが、残念です。

初めて北斎や浮世絵に接する方はそれなりの感想をお持ちかも知れませんが、自分のように期待し過ぎた人間には不満の残る展示でした。今後手持ちの作品でどんな企画展をやるのか分かりませんが、期待していいのでしょうか。

この後、「江戸東京博物館」から泉岳寺へと回りました。江戸東京博物館の方が美術館よりよっぽどよかった。続きます。

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  1. 2016/12/10(土) 16:53:02|
  2. 美術展
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上野で秋を満喫

上野の東京都美術館に「ゴッホとゴーギャン展」を見に行きました。上野公園内は相変わらずの混みようですね。


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生い立ちや性格だけでなく、絵画表現も違うゴッホとゴーギャンの二人が1888年、南仏のアルルの「黄色い家」で約2ヶ月共同生活を送りました。お互いに刺激を与え合い、議論を重ねた濃密な時間でした。

共同生活も最初の1、2週間はいい関係が続いたんですが、作風の違い、性格的な問題が生じてきます。そして精神的な病の影響と思われますが、ゴッホが自分の耳を傷つけるという事件が起き、共同生活は終わります。

しかしその後もお互いに尊敬、影響しあった関係が続きました。ゴッホ亡き後タヒチで暮らしていたゴーギャンがわざわざパリからひまわりの種を送ってもらい、ひまわりの絵を描いています。


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ゴッホトゴーギャンの絵が交互に展示されているのをじっくり観ましたが、やっぱりゴッホですね。いくつかの自画像を初め、「恋する人(ミリエ少尉の肖像)」、「ジョゼフ・ルーランの肖像」、「ズアーヴ兵」などの肖像画に惹かれました。たっぷり盛られた筆のタッチがお気に入りです。そんなこってり感のゴッホの絵を見た後はゴーギャンの絵がうすーく、さっぱりとした感じに見え、気持ち的にグッとくるものがあまりなかったですね。因みに上のゴッホの自画像は34歳と時に描かれたものです。老けて見えますね。ゴッホは自画像を全部で30数枚描いたようです。

余談ですが、

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Pen2016年 11/1号 「ゴッホ、君は誰?」は完全保存版だけあってなかなか充実した内容でした。お値段(700円)にしたらお買い得です。

そしてこの後、


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国立西洋美術館へ。

フランス人建築家コルビュジエ(1887~1965年)の建築作品17件が「ル・コルビュジエの建築作品」として世界文化遺産登録されました。国立西洋美術館は世界各地に点在するコルビジェ建築17件のうちのひとつです。

上野の美術館に来たら必ずこの西洋美術館の前を通るのですが、今日見たら見学者の数が飛躍的に増えてますね。登録の影響でしょうか。常設展を観るために入場します。特別展以外は低料金(430円、シニア無料)で見学することが出来ます。


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そしてさらにうれしいことに館内は撮影自由です。(フラッシュ禁止、特定の作品撮影禁止)


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「ソドムを去るロトとその家族」(1618-20年)/ヤーコブ・ヨルダーンス

最初はほとんどなじみのない画家の作品です。でも大作揃いですね。


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ここには過去2、3度来てるんですが、この絵が一番印象に残ってます。

マリー=ガブリエル・カペ(1761~1818年)の自画像です。カペはリヨンに生まれ、パリで活躍したフランスの女性画家です。本作は彼女が22歳の時に描かれたものです。自信にに満ち溢れた初々しい表情が観るものに迫ってきます。美人だなあ~。肖像画の名手として活躍しました。館内は薄暗く、手ブレが怖いのでISOをかなり上げてます。

知らない画家ばっかりとガッカリしなくてもいいですよ。


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マネ、ルノワールの作品もあり、(右:花の中の子供1876年/マネ 中:ブラン氏の肖像1879年/マネ 左:アルジェリア風のパリの女たち1872年/ルノワール)


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「睡蓮」(1916年)をはじめ10点以上のモネの作品も展示されています。


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後ろで大人が見入るのはピカソの「男と女」(1969年)です。

それと後で分かったんですが、フェルメールの「聖プラクセディス」(フェルメールに帰属)も展示されてたんですね。見逃しちゃいました(残念)。’フェルメールに帰属’となっているのは、この作品がフェルメールの作品かどうか専門家の間でも意見が分かれているからだそうです。


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東京都美術館からハシゴで疲れたんでひと休み。

国立西洋美術館の所蔵作品一覧は → こちらをご覧ください


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「カレーの市民」(1884-88年)/ロダン

この後都内某所へ行く予定だったんですが、秋めいてきた上野のお山が楽しくなっちゃって、予定変更です。


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東照宮参道。社殿、唐門と並んでこの石灯籠や奥にある銅灯篭が有名です。


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東照宮入口の売店兼食堂、名前は東照宮第一売店というそうです。


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花園稲荷神社。ここは入り口から何十もの鳥居が連なっていて外人さんには人気スポットです。


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寛永寺清水観音堂裏手。

ぶらぶらした後はここへ。


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駅前のいつものお蕎麦屋さんで食事の後はアメ横へ。


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年末じゃあなくても一年中賑わってます。


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ここでも半分は外国人じゃないの、いやそれ以上かな。


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そして初めての場所へ。


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アメ横センタービル地下食品街です。TVでは何度も見てるんですが、ちょっとドキドキ。うわ~なんだろうこのお店は。日本語じゃあなくて聞きなれない言葉が飛び交います。右側のお店はタイのハーブ、スパイス、調味料、野菜、生活用品まで何でも揃うお店です。 なんか気後れしちゃってカメラを堂々と向けられない、怒られそうだ(笑)。サッと撮ります。


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それに積み上げられた肉、肉、肉。豚足もあるのかな。


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どこのお店も見たことのない食材が並んでいます。地下街は思っていたよりより狭く、入っているお店も数店ですね。中国語が飛び交います。


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食材の写真をもっと撮ればいいのですが、独特の雰囲気に圧倒されちゃってダメだった(笑)。まさしく日本で一番のアジアがここにありました。又行く機会があればもう少し落ち着いてみることが出来るかも。アメ横に行ったら一度は立ち寄ってみて下さい。

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  1. 2016/10/28(金) 06:04:40|
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