晴れたらいいね

no photo no life

赤瀬川原平さんのこと

軽くて写りのいいカメラを首からぶら下げて、キョロキョロしながら街の中を歩くのは楽しい。スナップ写真はお気楽でいいんだけど、困ることは被写体の顔がほどほどにしか写せないこと。本当は生き生きとした表情を撮りたいんだけどね。

そんな時見つけたのがこの本。ちょっと古いけどね。やっかいな人間様を入れないで撮っている。


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赤瀬川原平さんの「正体不明」(東京書籍)1993年10月第一刷発行

赤瀬川さんの本はたま~に読みます。以前読んだ「広重ベスト百景」赤瀬川源平の名画探検 講談社 も面白かった。


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いわゆる路上ものですが、目の前のなんでもない風景が赤瀬川さんの手にかかるといかにも意味ありげなものに見えてくるから不思議。植物がワイパーに見えたり、鯵の開きが太陽電池にみえたりと。目の付け所、感性が常人と違いますね。そうだこんなのもいいね、今自分が一番興味のあることに出会うととても気持ちがしっくりくる。

さすが「路上観察学会」のメンバーだけのことはありますね。こんな写真を撮ってみたい!

また写真一枚一枚のコメントやいくつかのエッセイが秀逸です。

「やはり無心なものはいい。路上で良いものを見つけて、これは面白い、これは綺麗だ、これは欲しい、という思いだけで撮った写真は見ていて飽きない。考えて撮った写真は飽きやすい。」

「写真をたくさん見ていると、作意的なものって嫌だなあと思う。人間の頭の考えのいやらしいさが、写真のどこかにちょろっと出ているのが見えてくるのだ。」ーエッセイより抜粋


おっしゃる通りです。
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  1. 2013/05/29(水) 18:16:46|
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