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歌川広重/東海道五拾三次

先日の浮世絵展の流れで「歌川広重/東海道五拾三次」を入手。広重については図書館から借りたりして眺めていたんだけど、やっぱり手元に欲しかった。

ざっと眺めてとりあえず目についたもの。


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(蒲原:夜之雪/静岡市清水区)


作品の中でも「庄野」と並んで名作と言われいる「蒲原」です。風景に色を用いず、モノクロームにしたところがミソ。見知らぬ者どうしがすれ違い、離れ離れになってゆく。ここに広重は旅の本質を見出し、形として表現しました。


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(丸子:名物茶店/静岡市駿河区)


舞台は丸子名物とろろ汁の茶店の店先。おかみさんが赤子を背負っている姿がいい。大口を開けて食べている二人ずれの旅人も仲がよさそうだ。「東海道中膝栗毛」の弥次喜多のイメージが重ねられている。二人の前を農夫が羨ましそうに通っていく。単なる名所絵ではなく、登場する人間の喜怒哀楽までも想像させるところが広重らしい。



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(四日市:三重川/三重県四日市市)


風で飛ばされた傘を追いかけている男の顔がユーモラスです。合羽からげて三度笠、右側へ去っていく男の姿。これからの旅の厳しさを予言しているかのようです。

全編町田市立国際版画美術館所蔵のものです。ただ全体的に色味が薄く、コントラストに欠けている印象がする。写真の撮り方なのか、もともと現物がそうだったのか?「ヒロシゲブルー」と言われている藍色がもう少し鮮やかだったらと思いました。そんな分けで今まで見慣れた自分好みの色調でなかったのが少し残念です。それと本書全体のレイアウトが単調でもう一工夫欲しかった。ただ解説はとっても分かりやすいです。

さてじっくり眺めることにしましょう。広重の描く風景はカメラの勉強になります。

※写真は若干コントラストを強めにしています。
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  1. 2014/01/11(土) 17:09:41|
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