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黒川博行

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先日、黒川博行さんが「破門」で直木賞を受賞しました。

氏の小説は一冊も読んだことがなかったので興味があり乱読しました。家にいるとき、18きっぷの途中と片時も本を手放さず、今日まで8冊を読み切った。まだまだ続くよ。

最近の自分の読書傾向はハードボイルドなんでめちゃくちゃハマりました。肝心の受賞作品の「破門」は読んでないけど、どれもこれも面白かった。

中でも堀内・伊達シリーズの「悪果」「繚乱」は傑作だ。舞台は大阪、架空のB級警察署「今里署」。そこに勤めるノンキャリアの暴犯係の堀内・伊達の刑事が主人公。地回りのヤクザと関わり、ネタ元という協力者の面倒を見る。そのためには必要経費を自前で賄うために非合法のシノギに手を染めて行く。

世間には決して公表できない警察内部の裏金作りなど興味は尽きない。黒川氏の小説の特徴である軽妙な大阪弁のやり取りがこれまた秀逸。二人の刑事の漫才のようなやり取りにはニヤリ。この会話のセンスは関東人には絶対にマネの出来ないなあ。「繚乱」は「悪果」の続編です。

個人的には「疫病神シリーズ」よりこの「堀内・伊達シリーズ」のほうがお勧めです。スカッとすること請け合いです。もうひとつ、「文福茶釜」もお勧めです。古美術商が贋作に関わり、いかに騙しあうのかという短編集です。これも傑作です。

※最新作「後妻業」もおもしろそうだ。
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  1. 2014/09/05(金) 05:12:40|
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