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神田神保町の古い建物巡りpart2

靖国通りの裏通りは白山通りを境にして「さくら通り」と「すずらん通り」と呼ばれています。二つの通りを歩きましたが、どちらかといえばすずらん通りの方が見所は多いですね。関東大震災の前までこのすずらん通りがこの地域のメインストリートで、周辺には看板建築が多く残っています。

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(すずらん通り)

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(神保町周辺略図)

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角のお店なんだけど、2階の上の小窓がかわいい。横にも付いていたのを塗りつぶしてしまったのかな。看板建築って趣向を凝らした窓が見所のひとつかもしれない。

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偶然写真を撮った「天麩羅はちまき」は、昭和6年創業の老舗です。昭和の時代の作家がよく訪れていて、あの江戸川乱歩も通ったようです。池波正太郎のお気に入りだった中華の「揚子江菜館」というお店は見過ごしてしまった。

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この通りにも古書店がたくさん並んでいます。下町で見かける総菜屋さん、八百屋さん、魚屋さんが軒を並べる商店街と違って雰囲気が落ち着いています。

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ある古書店の店頭にあったこの看板が面白くて写真を撮らせてもらいました。

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すずらん通りのさらに裏通りを歩くと銅板の看板建築を見つけた。覗いたら誰も住んでいないらしく、近い将来に取り壊されるかもしれない。大好きな銅板の建物がもっとあるのかなと期待してたけど、今回見かけたのはこれだけだった。

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すずらん通りの端にあるのが「文房堂」。重量感を感じるこの建物は、明治20年(1987)創業の老舗の画材店です。このビル自体は大正11年(1922)竣工です。スクラッチタイルの外装で、3階窓のアーチや正面に施されている素焼きの陶器で作られた花飾りの装飾がおしゃれです。今回見た中でも記憶に残る建物です。

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再び靖国通りにやって来ました。本好きの自分なんですが、神保町の古書店街は昔からご縁はなかった。

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軒上に円窓のような飾りがある2階建ての店舗長屋は「三鈴堂眼鏡店」他です。元々は関東大震災後の復興事業としてここに十一軒長屋がありました。それがひとつ欠け、ふたつ欠け、2006年6月に最後の2軒を残して解体されてしまった。1990年の写真を見ると左隣にもう2軒分が残っている。残った2軒も土曜日の昼間なのにシャッターが降りているところを見ると・・ちょっと心配です。

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さっきのメガネ店からすぐ先に「一誠堂書店」がある。創業100年以上の老舗で、昭和6年に建てられた建物は一見平凡ですが、タイル張りのしっかりとした造りで当時としては珍しい5階建てです。最上部の装飾がアクセントになっています。

神保町界隈、裏手に回れば滅茶苦茶古めかしい建物が残っていると期待して行ったんですが、それほどでもなかった。主だった建物は見ましたが、まだ目立たない建物を見逃した感があるので次回を期待します。

この後靖国通りを秋葉原方面に歩きます。続く。

<参考>
『近代建築散歩』 宮本和義・アトリエM5 小学館 2007年
『東京建築散歩』 志村直愛・建築から学ぶ会 山川出版 2004年
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