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安野光雅の本

先日図書館で『別冊太陽 安野光雅の本』を見つけた。この別冊太陽はお気に入りの雑誌で必ず目を通してます。内容はもちろん、写真がいいし、紙質も良くて読みやすい。今回から隔月発売になってしまいちょっと残念。 他の雑誌と勘違いしてました。

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安野光雅(あんのみつまさ)という名前は全く知らなかったが、パラパラとめくった途端吸い込まれてしまった。長年生きてきたけど安野光雅さんのことは全く知らなかった。1926年30月20日生まれだからもうすぐ90歳になられるんですね。

絵本作家、画家、装幀家と多彩な方で、安野さんの年譜を拝見したけど、その膨大な仕事ぶりに圧倒されました。なんでこんなに有名な方を知らなかったんだろう。他の雑誌やネットで安野さんについていろいろ調べてみました。絵も素晴らしいけど文章もまたお上手だ。

膨大な数のお仕事の中で最初に興味を持ったのが『旅の絵本』シリーズでした。

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(左:中部ヨーロッパ編 右:イギリス編)

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(左:アメリカ編 右:スペイン編)

何冊か図書館から借りてきました。安野さん自身が海外旅行をされた体験をもとに描かれています。現代と中世が入り組んだような世界が展開されます。牧歌的な田舎の風景からやがて町に入り、賑やかな時間を過ごし、やがて次の国へと去っていく、全体的にこんなストリーで描かれています。

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こんな本は手元に置いておきたい・・・偶然ホンアツの書店にあったんで『旅の絵本』買っちゃいました。

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中をパラパラとつまんでみると・・・ひとりの旅人が見知らぬ土地(中部ヨーロッパ)に小舟で着いた。巨大な雄鹿がお出迎えだ。

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出会った村人に馬を借り、村から町の中心へ向かってゆっくりと進んでいく。丘を越え、川を渡り、緑鮮やかな牧草地を横に見ながら旅人は進む。村人の生活が生き生きと描かれ、学校の校庭では子供たちが楽しそうに遊んでいる。

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やがて一番賑やかな町の中心にやってきた。移動遊園地やサーカスもやっている。旅人はそんな町並みを悠然と眺めながら馬を進める。ページ毎独立しているわけでなく、道によってすべてのページがつながってます。

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楽しかったこの町ともお別れだ。農夫が奥さんと夕べの祈りをささげ、手を振る子供たちに見送られ、旅人は夕焼けの丘の向こうに去っていった。さて次はどんな町に現れるんだろう。とまあ作者の解説を参考にこんなストーリーを考えてみました。というのも、この本は文章がありません。よく見ると、描かれているひとりひとりに役割があって、だれひとり無駄というものがない。中に名画のパロディーらしきものが描かれているのでそれを見つけるのもお楽しみだ。

いい年したおじさんがメルヘンチックな絵本にはまりました。あと一冊、アメリカ編が手元に欲しいな。インディアンあり、幌馬車あり、メイフラワー号ありとユーモアに富んだ傑作だ。いつか孫のM君に読んであげたい魂胆だけど、どうかな。

絵本に飽きたら安野さんの文章も読んでみましょう。
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  1. 2016/03/02(水) 17:43:03|
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