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横浜近代建築再訪(2)

日本大通にやって来ました。

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「横浜情報文化センター」は関東大震災後の復興事業として1929年(昭和4年)に建てられた「横浜商工奨励館」で、2000年(平成12年)に改修・増築されました。古い建物を一度解体して新たな建物の低層部に旧建物の外壁だけを張り直す「レプリカ建築」とは異なり、主要な内装を含め旧建物が保全された状態での改修で、増築された高層棟においても外壁にスクラッチタイルが使用されるなど景観に調和するようよく配慮されています。


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建物1階はカフェやレストランが入り、イチョウ並木との眺めがフォトジェニックで、写生、写真と人気のスポットです。


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横浜情報文化センターは、日本新聞博物館と放送ライブラリーを中核として、多目的ホールやオフィススペースを備えた複合施設で、オフィススペースには情報関連企業が入居している。


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「横浜三井物産ビル」は1911年(明治44年)に三井物産横浜支店の事務所棟として竣工。現在の名称は「KN日本大通ビル」です。日本で最初の全鉄筋コンクリート造の事務所ビルといわれ、関東大震災で壊滅的な打撃を受けた際にも、この建物は倒壊を免れました。

そして、「旧大蔵省関東財務局横浜財務事務所」が見事生まれ変わってました。2010年当時空き家になっていて最悪取り壊すなんて話があったような、記憶違いかな?心配してたら2017年3月旧関東財務局の活用事業予定者が株式会社横浜DeNAベイスターズに決定したと横浜市の正式な発表がありました。


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元々は「日綿実業」の横浜支店として1927年(昭和2年)建てられたもので、その後関東財務局などいくたびかの変遷がありました。


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建物をよく見ると痛んでいる部分が見受けられます。


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建物正面の右下隅に「MCMXXVⅡ」の文字が刻まれてました。

これはローマ数字で、M=1000 CM=900 XX=20 VⅡ=7 つまり1927年を表しています。


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DeNAではここを「THE BAYS(ザ・ベイス)」と名付け、市民やクリエイター、ベイスターズファンが楽しめるフィットネススタジオやカフェ、ショップとしてライフスタイルショップ「+B(プラス・ビー)」を移転。さらに入居するシェアオフィスを展開し、球団との連携を進め、新たな街づくりや文化をつくり出す方針です。

さて本町通りに戻ります。


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「ラ・バンク・ド・ロア(La Banque du LoA)」は結婚式場です。この建物は元を辿れば1921年露亜銀行横浜支店として建設されました。その後戦前戦後幾度かの変遷を経て、1978年~1996年まで警友病院の別館として使われたのが最後で以降空き家となってました。


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(2010年4月撮影)

2010年4月初めて訪れた時の建物の様子です。


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(2010年4月撮影)

建物は長い間放置され、外壁も薄汚れ、壁はボロボロだったと記憶してます。もしかしたらここも取り壊される運命にあったかも知れない。

その後2010年7月から2011年8月まで外壁修復や耐震工事の後見違えるように生まれ変わり、運営会社により2011年9月に結婚式場「ラ・バンク・ド・ロア」としてオープンしました。

海岸通りにきました。


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「横浜海洋会館」は「大倉商事横浜出張所」として震災復興期の1929年(昭和4年)に建てられた。建物はごくごく平凡な小さなビルで、スクラッチタイル張り(櫛で引っかいたような細い溝の模様があるタイルのこと)の外壁が特徴です。象の鼻パークの入口にあるけど、ほとんど方は気にも留めないかもしれない。


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「海洋会館」のすぐ隣にあるのが「昭和ビル」です。「昭和ビル」は1931年(昭和6年)に「カスタム・ブローカー・ビル」として竣工したものです。お弁当屋さんや喫茶店があったのは知っているけど、あとは分からない。


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中央は「横浜貿易会館」1929年(昭和4年)、右は「ジャパンエキスプレスビル」1930年(昭和5年)。

ほぼ同時期に建てられた「昭和ビル」、「横浜海洋会館」、「横浜貿易会館」、そして「ジャパンキスプレスビル」。これらが連なる海岸通りのこの一角は独特の街並みを形作っている。横浜を代表する好きなエリアのひとつです。

イセザキモールへ。


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吉田橋の袂にあるアーチ窓が特徴的な「イセビル」にやって来ました。関東大震災の復興を目指して建設した震災復興建築で、1927年(昭和2年)に竣工したものです。


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横浜でもイセザキモールは最近はまったくといっていいほど足を踏み入れたことがない。この「イセビル」のことは偶然知りました。

竣工当時のビルには、カフェー、洋傘店、洋菓子店、寿司屋、佃煮屋、ビリヤード場、麻雀倶楽部、バー、屋上にはキリンビヤホールなどといった店が入り、どの店も大繁盛でビルは不夜城の観を呈したということです。さて現在もイセザキモールの入口にあってその変貌ぶりをどのように眺めているんでしょうか。

横浜の近代建築は今日回った他にもたくさんあります。例えば横浜指路教会、横浜銀行協会、日本郵船ビル、神奈川県庁本庁舎、等々山手西洋館を除いても全部で30ヶ所近くはあります。エリア的にも関内周辺に限られているので機会があれば訪ねてみて下さい。

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横浜都市発展記念館(みなとみらい線日本大通り駅3番出口0分)で販売している「横浜 歴史的建造物マップ 関内・山手編」(150円税込み)が便利です。

※横浜近代建築再訪(1)(2)の記事作成にあたり「THE YOKOHAMA STANDARD」等多くのサイトを参考にさせて頂きました。

OM-D E-M5、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8
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  1. 2017/07/28(金) 05:33:36|
  2. 横浜散歩
  3. | コメント:2
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コメント

momongerさん

相変わらず自転車乗りと工作に明け暮れる充実した生活を
送っておられるようでなによりです。

大桟橋駐車での横浜散歩も楽しそうですね。
関内周辺はそう広くはないですが、横浜は明治以降の歴史の街だという
ことを実感できるものがたくさんあり、いつまでも飽きることは
ないですね。
  1. 2017/07/28(金) 16:13:14 |
  2. URL |
  3. aki #-
  4. [ 編集 ]

最近この辺り散歩中

Akiさん、

大桟橋駐車場65歳以上3時間無料を利用して、最近この辺りを散歩することが多くなりました。元町、伊勢佐木町位までなら、食事や観覧+散歩に便利です。
  1. 2017/07/28(金) 10:00:47 |
  2. URL |
  3. momonger #-
  4. [ 編集 ]

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