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藤田嗣治展

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(左:自画像1929年 右:カフェ1949年)

没後50年 藤田嗣治展」に行ってきました。

藤田嗣治(1886~1968)のことは少しは知っていました。彼の絵の好き嫌いの前に、彼のおかっぱ頭、丸眼鏡、ちょびひげ、といった個性的な風貌が馴染めなかった(はっきり言って嫌いだった)。それで今回の展覧会は行くのを迷いました。ただこの機会を逃すともうないなあ・・・。それに好き嫌いは別にして、海外で成功を収めた日本人アーティストの先駆けとなった藤田嗣治の作品を見るのは、絵画好きの自分の義務だと思いました。

見終わった感想・・素晴らしかった!

予想をはるかに超えた感動を得ることが出来ました。作品の詳しいことは専門の解説を参考にして頂きたいと思います。嫌いだった彼の顔を描いた自画像も何点か出品されていました。パリで彼の名前が徐々に知れ渡るにつれて、彼の顔が最初は不安げな顔から、次第に自信に満ち溢れた顔に変遷していくところがとても興味深かった。そして晩年、黒髪が白髪に変わった老人の自画像も泣かせた。バックに亡き父の肖像画と愛妻の肖像画が描かれていた。晩年まで元軍人の父親を尊敬していた。

印象に残ったのは、10点以上の「乳白色の裸婦」「二人の少女」「座る女」「カフェ」「私の部屋、目覚まし時計のある静物」。逆にこれは藤田嗣治にはふさわしくないと感じた作品としては、日本を題材にしたものや宗教画です。宗教画は西洋の天才画家たちには敵わないと思いました。

とにかく点数が多く、自分としては過去最長の時間をかけて見てきました、疲れた。

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帰りがけに上野のお山からアメ横方面を電車も入れてパチパチ。


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いつものお蕎麦屋さんに寄って帰りました。今日は大好きな絵画鑑賞と鉄っちゃんが同時に出来た幸せな一日でした。

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aki

Author:aki
aki=mikun(鉄道コム)
昔は自転車乗り、今はカメラ片手に神奈川、東京をぶらぶら。
小田急や東海道沿線で電車の写真を撮っています。