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鏑木清方 幻の≪築地明石町≫特別公開

日本画家の鏑木清方(1878~1972)の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった≪築地明石町≫が発見され、これとあわせて三部作となる≪新富町≫≪浜町河岸≫の3点が東京国立近代美術館に新たに収蔵されました。これを記念して特別展示会が開催されています。44年ぶりに発見、なんてちょっと衝撃的なお誘いの言葉に乗っかってみました。

鏑木清方についてはまったく知らないわけではなく、以前「鎌倉市鏑木清方記念美術館」に一度立ち寄ったことがある。当時は同じ美人画の上村松園の作品にはまっていた時期で、鏑木清方にはさほど関心がなく、展示品の記憶があまりない。

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展示作品の数は多くないです。入って一直線に≪築地明石町≫へ。明石町は明治期の外国人居留地でした。単衣(ひとえ)の小紋に黒い羽織姿、イギリス巻に結った女性の姿は美人画の最高峰に恥じない名画でした。額にかかるほつれ毛、ほのかにピンクに染まる頬や耳たぶが色っぽい。実物でははっきり見えなかったんですが、パンフレットのアップ写真ではっきり確認出来ました。三部作が並ぶとポーズや構図のバランスが取れていますね。


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(入口で配布されていた古地図の裏側に印刷されていた展示作品 中央左が三部作)

この三部作の他には「明治風俗十二ヶ月」「三遊亭円朝像」「初冬の花」などが展示されています。こじんまりと清楚に描かれ、明治期を思い起こさせる作品なんですが、ここに来る前に見たハプスブルク展の西洋画のデカイ、ギラギラ、ベタベタ感、とあまりにも対照的で落差があり、正直拍子抜けしちゃいました。三部作以外は感じるものが少なかった。毛色の違った美術展のハシゴはやめた方がいいかもね(笑)。

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前庭には白いオブジェが。これもアートなんですね(藤本壮介:窓に住む家/窓のない家)。写真を撮っていたら偶然和服姿の女性が通りかかった。今見た鏑木清方展にマッチしたお二人に感謝です。
(撮影2019.11.08)

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Author:aki
昔は自転車乗り、今はカメラ片手に神奈川、東京をぶらぶら。
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