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「シルクロード 謎の民 大峡谷に生きる」~感動のドキュメントタリー

中央アジア・タジキスタン、ヤグノブ川上流の3000m級の山々に囲まれたヤグノブ渓谷に少数民族のヤグノブ人が居住しています。最近の研究でヤグノブ人はかつてはシルクロードの交易を支配し、やがてアラブ人の侵攻で歴史から姿を消した「ソグド人」の末裔とみられています。アラブ人に追われ、逃れ逃れてたどり着いた安住の地がこの渓谷でした。この渓谷で暮らすヤグノブ人のある一家の暮らしを長期にわたって丹念に取材した感動のドキュメンタリーです。今年1月に放映されて、9月3日に再放送されました。

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(黄色:タジキスタン A:トルクメニスタン B:ウズベキスタン C:キルギス)

写真の様に外界と隔絶された環境は厳しく、山羊や羊の放牧、大麦、小麦、豆果の栽培が生活の全てです。親戚達と一緒に暮らす小さな村はすべて物々交換で貨幣は一切使いません。電気も通っていません。年に一回80km離れた都会に家畜を売りに行くのが唯一の現金収入の手段です。家畜を売って得た現金で都会の親戚に寄宿し、学校に通う長男、次男の学費や生活費に使い、後は冬を越すための食糧、日用品や子供たちのお土産です。この上の子供二人の他に4人の小さな子供たちが一緒に暮らしています。家畜の放牧など日常の仕事はお父さん一人では回らず、6歳になる3男が唯一の労働力となっています。この子にお父さんは仕事を教えるのですが、たくさんの家畜を一人で世話をするのはを小さな子供には大変な作業です。泣き言も言わず、お父さんの教えを素直に聞いて懸命に働く姿が胸を打ちます。ここには学校はないので初歩的な教育は受けていません。そんな弟の姿を見かねて兄たちがお父さんに家畜の数を減らし、少しでも弟の負担を減らして欲しいと父親に頼みます。ここでは父親の力が絶対ですが、父親も息子たちの意見に耳を傾けます。

家族を愛し、厳しい環境の中で懸命に働き、伝統を守り生きていくお父さん。幼い弟や妹たちの面倒を見ながら、将来はこの地から大都会で生きていくことを決めている兄たち。辺境の地で精いっぱい暮らしている一家の姿が感動的でした。1月に見てビデオに残してあったんですが、またまた引き込まれてしっかり見ちゃいました。昔からシルクロードに興味があり、関連した地域の遺跡や民族のドキュメンタリーは見るようにしています。
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aki

Author:aki
aki=mikun(鉄道コム)
昔は自転車乗り、今はカメラ片手に神奈川、東京をぶらぶら。
小田急線や御殿場線、東海道線沿線で電車の写真を撮っています。