晴れたらいいね

no photo no life

ついに読みきる

1ヶ月半近くかかり読みきった(ふぅ)。一仕事やった気分です。

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佐藤愛子著『血脈(上)(中)(下)』(文春文庫)、『佐藤家の人びとー「血脈」と私』(文春文庫)

読み始めた一頁目からぐいぐい引っ張られて3巻を一気に読みきりました。電車の行き帰り、テレビもろくろく見ないで暇さえあればこの本ばっかり。

この物語は著者の父親佐藤紅緑(さとうこうろく)に始まる佐藤一族の荒ぶる壮絶な百年近い歴史を克明に描いたものです。一族にはあの有名な詩人のサトウハチロー(著者の異母兄)がいる。父親の紅緑を筆頭に4人の息子(ハチロー他)、3人の孫と揃って手のつけられない不良、悪行の数々。「おかあさん」の詩集で人気のあったハチローの実像と虚像との落差にはたいへん驚き失望。彼の詩集が色あせて見えてきた。平々凡々の家庭に育ち、同じように平凡に生きてきた者にとってあまりにも違う世界の連続に途中何度か嫌気がさしたけど、我慢我慢。そんな一族をこき下ろしながらも、著者の父親、母親、兄弟への深い愛情が底辺に流れていて救われる。

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(佐藤愛子、サトウハチロー、昭和47年ごろ)

この3冊の他に「佐藤家の人々ー血脈と私」(文春文庫)という本も合わせて読むとさらに理解が深まります。めちゃくちゃな佐藤家の人間達がどんな面をしてたのか写真がいっぱい載っています。ははぁ~んこいつか、悪は。てな調子です

司馬遼の小説以来久々に読み応えがありました。はぁ~読み疲れた。





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  1. 2009/12/27(日) 17:37:08|
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